ASTEC-X バージョン 8.1 Copyright (C) 1995-2021 株式会社 アールワークス All rights reserved. 目次 ====================================================================== 1. インストール方法 1) 旧バージョンのアンインストール 2) アンインストールできない場合 3) インストール 2. アンインストール方法 3. 制限事項・注意事項 1) Windows 7 および Windows Vista での制限 2) 画像の取得機能関連 3) セキュアシェル関連 4) GLX 関連 5) IPv6 関連 6) SpaceBall 対応関連 4. 問い合わせ先 5. 変更履歴 8.0 -> 8.1 1) 新機能・機能強化 2) 修正 7.0 -> 8.0 1) 新機能・機能強化 2) 仕様変更 3) 修正 6.0.08 -> 7.0 1) 新機能・機能強化 2) 仕様変更 3) 修正 6.0 -> 6.0.08 1) 修正 5.0 -> 6.0 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 4.31 -> 5.0 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 4.30Plus -> 4.31 1) 機能強化・仕様変更 2) 修正 4.30 -> 4.30Plus 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 4.20 -> 4.30 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 4.10 -> 4.20 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 4.00 -> 4.10 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 3.21 -> 4.00 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 3.20 -> 3.21 1) 修正 3.11 -> 3.20 1) 新機能 2) 機能強化・仕様変更 3) 修正 1. インストール方法 (アップデートキットを適用する場合は除く) ====================================================================== 旧バージョンの ASTEC-X や ASTEC-X 評価版が既にインストールされてい る場合、まず最初にこれらをアンインストールする必要があります(上書き インストールはできません)。 旧バージョンの ASTEC-X や ASTEC-X 評価版がインストールされている場 合は、以下の手順でアンインストールした後、改めて ASTEC-X のインストー ルを行ってください。 ※アップデートキットを使って ASTEC-X をバージョンアップする場合には、 旧バージョンの ASTEC-X のアンインストールはせずに、 旧バージョンの ASTEC-X がインストールされている状態でアップデートキットを実行して ください。 1) 旧バージョンのアンインストール ---------------------------------------------------------------------- Windows のコントロールパネルを表示し、[プログラムの追加と削除] も しくは [アプリケーションの追加と削除] 、[プログラムのアンインストー ル] を選択します。 一覧の中から [ASTEC-X] を選択して [変更と削除] をクリックしたり、 項目をダブルクリックするとアンインストールが始まりますので、表示さ れる案内に従ってアンインストールをしてください。 途中、[レジストリも削除しますか?] というメッセージボックスが表示さ れます。この際に [いいえ] を選択すると、現在お使いになっている設定 をそのまま引き継ぐことができます。 2) アンインストールできない場合 ---------------------------------------------------------------------- バージョン 3.21 以前の ASTEC-X がインストールされている場合、まれ に以下のメッセージボックスが表示され、アンインストールが正常に行え ない事があります。 -------------------------------------------------- アンインストール情報を取得できませんでした。 インストールが正しく行えていない可能性があります。 -------------------------------------------------- このような場合、インストール CD の SUPPORT ディレクトリに収録され ている xdel.exe を実行してインストール済みの ASTEC-X をアンインス トールしてください。 ただしインストールディレクトリは削除できない場合があります。この場 合はエクスプローラなどを起動して手作業でファイルとディレクトリを削 除してください。 3) インストール ---------------------------------------------------------------------- インストール CD に収録されている setup.exe を実行すると、ASTEC-X のインストールに関するいくつかの質問を行うウィンドウが表示されます。 それそれの質問に答えていくとインストールが完了します。 "インストール先の選択" パネルでは、インストール先のフォルダを指定で きます。標準のインストール先フォルダは C:\Program Files\ASTECX です。 このフォルダ以外のフォルダや、ネットワークドライブのディレクトリを 指定することもできます。 インストールが終わったら、ASTEC-X の設定アシスタントや、ASTEC-X の コントロールパネルを起動して ASTEC-X の設定を行ってください。設定に ついては、ASTEC-X の FAQ のページやオンラインヘルプ、ユーザーズガイ ドを参考にしてください。 ASTEC-X の FAQ http://www.astec-x.com/FAQ/ 2. アンインストール方法 ====================================================================== Windows のコントロールパネルを表示し、[プログラムの追加と削除] も しくは [アプリケーションの追加と削除] 、[プログラムのアンインストー ル] を選択します。 一覧の中から [ASTEC-X] を選択して [変更と削除] をクリックしたり、 項目をダブルクリックするとアンインストールが始まりますので、表示さ れる案内に従ってアンインストールをしてください。 お客様が作られた ASTEC-X の設定ファイルなど、ASTEC-X に標準では含 まれていないファイルは、ASTEC-X のアンインストールプログラムでは削 除されません。これらの削除できないファイルは個別に削除してください。 3. 制限事項・注意事項 ====================================================================== 1) Windows 7 および Windows Vista での制限 以下の条件がそろっている場合に ASTEC-X は画面の配色を自動的に Aero からベーシックに切り替えます。 ・画面の配色が Aero ・ウィンドウモードがマルチウィンドウ ・UNIX/Linux ホスト側のウィンドウマネージャ (CDE デスクトップ、 GNOME デスクトップ等) が起動している 画面の配色を Aero からベーシックに切り替える機能は ASTEC-X のコント ロールパネルの "マルチウィンドウ" のパネルにある "コンポジションの無 効化" のオプションをオフにすることで解除することもできます。 ただし、画面の配色が Aero の場合には、以下の制限があります。 (1) マルチウィンドウモードで、 UNIX/Linux ホスト側のウィンドウマネー ジャ (CDE デスクトップ、GNOME デスクトップ等) が動作している場 合、ウィンドウをドラッグして移動したり、ウィンドウの拡大や縮小 を行うと、ウィンドウの軌跡が残る現象が発生します。 (2) 画像の取得機能のうち、"矩形領域を画像として保存" と、"指定ウィ ンドウを画像として保存" は機能しません。 2) 画像の取得機能関連 ・カーソルが点滅している文字入力領域や、表示がリアルタイムに更新さ れるアプリケーションなどでは、取得したイメージが乱れる場合があり ます。 ・"指定ウィンドウを画像として取得" の場合、別のウィンドウに隠され ている部分は上になったウィンドウの内容が取得されます。 ・画面外に表示されている部分や、仮想スクリーンモードで表示されてい ない部分などのイメージは取得できません。 3) セキュアシェル関連 ・セキュアシェルプロトコルによるアクセスでは、ASTEC-X から X クラ イアントの起動を行うたびに、新しいコネクションを確立します。 4) GLX 関連 ・8bit PseudoColor ビジュアルはサポートしていません。 5) IPv6 関連 ・Windows が IPv6 対応の設定になっている状態で利用できます。 (Windows XP では "ipv6 install" を実行するなど) 6) SpaceBall 対応関連 ・ 対応プロトコルは、3Dconnexion 社が公開している UNIX 版 SDK のプ ロトコルのみです。XInput エクステンションには対応していません。 4. 問い合わせ先 ====================================================================== 株式会社アールワークス プロダクト営業部 〒162-0824 東京都新宿区揚場町1-18 飯田橋ビル 6 階 TEL : 03-5946-8411 FAX : 03-5946-8412 E-Mail: info@astec-x.com ※ご不明な点がございましたら以下の WEB ページもご参照ください。 ・ASTEC-X のホームページ http://www.astec-x.com/ ・ASTEC-X の FAQ のページ http://www.astec-x.com/FAQ/ 5. 変更履歴 ====================================================================== 8.0 -> 8.1 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能・機能強化 ・X KeyBoard エクステンションに対応 ・GLX の一部機能追加 2) 修正 ・RENDER エクステンションの問題を修正しました。 ・大きなデータの繰り返しで異常終了する問題を修正しました。 ・複数ポップアップウィンドウ表示時の問題を修正しました。 ・ssh 接続時の通信異常でデッドロックする問題を修正しました。 ・コピーペースト時の問題を修正しました。 ・Java アプリ最小化から復元すると非表示になる問題を修正しました。 ・ポートフォワードの問題を修正しました。 ・バッキングストアの問題を修正しました。 ・Windows IME で JAVA アプリに入力できない問題を修正しました。 ・GNOME2 デスクトップ使用時にドラッグ&ドロップできない問題を 修正しました。 ・Windows8.1 で "3ボタンマウスをエミュレーションする"を ON にした ときの問題を修正しました。 ・秘密鍵が長いと読み込めなくなる問題を修正しました。 ・Windows Vista 以降の Windows でセキュアシェル接続をキャンセルする とプロセスが残り ASTEC-X を起動できなくなる問題を修正しました。 7.0 -> 8.0 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能・機能強化 ・XDMCP が IPv6 に対応しました。 ・接続維持イベント送出機能 ネットワーク機器の中には、一定時間 (例えば10分程度) やりとりが行 われていないセッションはすでに終了しているセッションであるとみな してセッションを強制的に切断するものがあります。 このようなトラブルを回避するため、指定した間隔でダミーの X プロト コルイベントを送出する機能をサポートしました。 ・セキュアシェル接続の機能のベースを、OpenSSH 5.1p1 から OpenSSH 6.1p1 へ更新しました。 2) 仕様変更 ・UPnP 対応のルーターを制御して動的に通信経路を確保する機能を廃止し ました。 3) 修正 ・複雑な描画でスタック不足を起こす場合がある問題を修正しました。 ・Qt のコンボボックスを操作すると、マウスクリックが外れなくなる場合 がある問題を修正しました。 ・MatLab のウィンドウの内容が表示されない場合がある問題を修正しま した。 ・メンター・グラフィックスの ModelSim でメニューバーがずれて表示さ れる問題を修正しました。 ・RENDER エクステンションを有効にしていると、ASTEC-X終了時に異常終 了する場合がある問題を修正しました。 ・ケイデンスの Virtuoso Layout Suite のプロパティウィンドウが表示さ れない問題を修正しました。 6.0.08 -> 7.0 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能・機能強化 ・X アプリケーションの同時接続可能なセッション数を、これまでの 64 から最大 256 に引き上げました。 ・セキュアシェルプロトコルのチャレンジアンドレスポンス認証をサポー トしました。 ・RandR エクステンションでの、X クライアントによる画面の回転をサポー トしました。 ・セキュアシェル接続の機能のベースを、OpenSSH 4.3p2 から OpenSSH 5.1p1 へ更新しました。 2) 仕様変更 ・OpenGL の X クライアントでは、バッキングストアは無効になります。 ・Windows 7 または、Windows Vista で画面の配色が Aero の場合、 自動的に画面の配色をベーシックに切り替えます。 (ただしウィンドウモードがマルチウィンドウで、UNIX/Linux ホスト側 のウィンドウマネージャが起動している場合のみ) 3) 修正 ・BakBone社製 NetVault を実行すると異常終了する場合がある問題を修正 しました。 ・マウスの左右のボタンを同時にクリックをするとマウスクリックが外れ なくなったり、ASTEC-X が異常終了する問題を修正しました。 ・ASTEC-Xの終了時に、ASTEC-X が異常終了する場合がある問題を修正しま した。 ・CDE Motif のラジオボタンのチェックが正しく表示されない場合がある 問題を修正しました。 ・ケイデンスの Virtuoso Layout Editor IC6.1.2 で軌跡が残る問題を修 正しました。 ・フォントパスに TrueType フォントが含まれていると異常終了する場合 がある問題を修正しました。 ・GLX エクステンションの WinGL 使用時の pixmap の取り扱いを修正しま した。 6.0 -> 6.0.08 ---------------------------------------------------------------------- 1) 修正 ・マルチウィンドウモードで、マウスクリックが効かなくなる場合がある 問題に対処しました。 ・パレットアニメーションによる点滅が正しく行われない問題を修正しま した。 ・マルチウィンドウモードの内蔵ウィンドウマネージャを使用している際 に、Qt アプリケーションの dock widget が消える問題に対処しました。 ・マルチウィンドウモードの内蔵ウィンドウマネージャを使用している際 に、 Qt アプリケーションのダイアログが一度表示された後、再表示さ れない場合がある問題に対処しました。 5.0 -> 6.0 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能 ・フォントサーバーから供給されたフォントを保持する機能 2) 機能強化・仕様変更 ・X11R7.1ベース 以下のエクステンションにも対応しました。 RandR、XFIXES、BIGFONT ・セキュアシェルプロトコルのパフォーマンスが向上しました。 ・unicode のビットマップフォントを追加しました。 3) 修正 ・クロスヘアカーソルと同時に、通常の矢印カーソルも表示される場合が ある問題を修正しました。 ・SX-9000 でマウスの軌跡がかすれて表示される問題を修正しました。 ・cut&paste ができなくなる場合がある問題に対処しました。 ・二つの X アプリケーションのウィンドウが重なっている状態で、内蔵 ウィンドウマネージャのタイトルバー上でマウスクリックをすると、下 にある X アプリケーションにマウスイベントが透過する場合がある問 題を修正しました。 ・セキュアシェル接続の機能のベースを、OpenSSH 4.2p1 から OpenSSH 4.3p2 へ更新しました。 4.31 -> 5.0 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能 ・RENDER エクステンション対応 ・XInputエクステンション対応 ・複数の X サーバーの起動を抑止する機能 ・ウィンドウのタイトルを設定する機能 ・SpaceBall対応 2) 機能強化・仕様変更 ・コピーした画像ファイルを、BMP、JPEG、PNG、GIF、TIFF の各形式で保 存できるようになりました。 ・フルスクリーンモードでのタスクバーの表示機能 ・セキュアシェル接続の機能のベースを、OpenSSH 3.9.1p1 から OpenSSH 4.2p1 へ更新しました。 3) 修正 ・フォントサーバとの接続がエラーなどの原因で切れた際に、再接続する までの待ち時間を短縮しました。 4.30Plus -> 4.31 ---------------------------------------------------------------------- 1) 機能強化・仕様変更 ・ Depth8 PseudoColor モード利用時に、破線の描画を高速化しました。 2) 修正 ・整数バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。 参考: US-CERT Vulnerability Note VU#102441 Multiple X servers fail to properly allocate memory for large pixmaps http://www.kb.cert.org/vuls/id/102441 ・GNU Plot で、巨大なデータをプロットすると ASTEC-X が不正終了する 問題を修正しました。 ・CATIA v4 でマウスカーソルの形状が正しく描画されない、メイン画面 のボタンが描画されない問題に対処しました。 4.30 -> 4.30Plus ---------------------------------------------------------------------- 1) 機能強化・仕様変更 ・画像の取得機能 取得する画像に、"色の反転" "白と黒の反転" "輝度の反転" "グレイス ケール化" の効果を加えられるようにしました。 2) 修正 ・スティプルパターンで領域を塗りつぶす際に、領域の形状によって塗り つぶしが不完全になる問題を修正しました。 ・PolyFillRectangle リクエストの処理で、白黒が反転してしまう場合が ある問題を修正しました。 4.20 -> 4.30 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能 ・画像の取得機能 ASTEC-X 本体に、画像のコピー&ペースト機能を搭載しました。 X アプリケーションそれぞれのウィンドウごとのコピー&ペーストのほ か、画面上の任意の矩形領域や画面の全体のコピー&ペーストも可能で す。 コピーした画像イメージは、クリップボードとファイルに出力できます。 2) 機能強化・仕様変更 ・TrueType フォント利用時の通信データ量の削減 ・最初に起動されたXクライアントを終了した時にサーバーをリセットす る機能をつけました。 ・セキュアシェルのキープアライブ機能(Heart beat) ・Windows がサスペンドに入ろうとした際に表示されるダイアログから、 サスペンドの抑止を解除できるようにしました。 ・セキュアシェル接続の機能のベースを、OpenSSH 3.8.1p1 から OpenSSH 3.9.1p1 へ更新しました。 3) 修正 ・接続終了時に DestroyNotify イベントを送らない場合がある問題を修 正しました。 ・SelectionRequest イベントを受け取っても SelectionNotify イベント を送り返さない場合がある問題を修正しました。 ・Xlaunch を利用してセキュアシェル接続を行った時に、マウスのグラブ が外れなくなる場合がある問題を修正しました。 ・内蔵ウィンドウマネージャで一時的ウィンドウのプロパティがついたウィ ンドウに対して、ウィンドウの上下関係の取り扱いの処理を間違える場 合がある問題を修正しました。 ・emacs のフレームを M-x iconify-frame (C-z) で最小化すると、同じ プロセスのほかのフレームも最小化してしまうことがある問題を修正し ました。 ・mule + canna を使用している際に、変換を開始すると mule のウィン ドウからフォーカスが外れてしまうことがある問題を修正しました。 ・『全ウィンドウを隠す』の on/off を切り替えた際にルートウィンドウ が正しく再描画されないことがある問題を修正しました。 ・ASTEC-X のセキュアシェル接続機能がサポートしていない認証方式しか 受け付けないサーバに接続すると、『接続に失敗しました』ダイアログ を出さずに ASTEC-X が終了する問題を修正しました。 ・マルチモニタ構成の環境で、NetMeeting が起動していると、ASTEC-X が起動できない問題を修正しました。 4.10 -> 4.20 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能 ・セキュアシェルのポートフォワーディング機能 2) 機能強化・仕様変更 ・Solaris 用の代替フォント設定を一部変更、追加しました。 ・ASTEC-X が起動しているときに、Windows がサスペンドすることを抑止 する機能を追加しました。 3) 修正 ・内蔵ウィンドウマネージャを使っているときに、ウィンドウの上下関係 を誤って認識する問題を修正しました。 ・コントロールパネルで保存したパスワードデータが壊れる問題を修正し ました。 ・Xlaunch で表示するダイアログが後ろに隠れてしまう問題に対処しまし た。 ・円弧が X 方向、Y 方向とも 1 ピクセルずつ小さく描画される場合があ る問題を修正しました。 ・マルチウィンドウモード以外のウィンドウモードで、クライアントにス テイタスが変更されたことを通知するイベントを返さない場合がある問 題を修正しました。 ・一部の Java ツールでサブメニューが描画されない問題を修正しました。 ・XDMCP の "接続先ホスト一覧" の中に、名前解決ができないホストが含 まれていると、ASTEC-X が正しく起動できない問題を修正しました。 ・コマンドラインオプション "-geometry" が機能しない問題を修正しま した。 4.00 -> 4.10 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能 ・ロードバランス機能 2) 機能強化・仕様変更 ・日本語フォントなどの固定幅のフォントについて、フォントのメトリッ ク情報を使用しないようにしました。これによりフォント情報のデータ 転送量が大幅に削減されます。 ・Windows 256 色モード時に、GLX エクステンションの 8bit Visual に 対応しました。 ・セキュアシェル接続の際、パスワード入力のダイアログに接続先ホスト 名を表示するようにしました。 ・エラーダイアログの一部にヘルプボタンをつけました。 ・vendor string に、任意の文字列を設定できるようになりました。 ・マルチウィンドウモード時に CDE(Common Desktop Environment)の壁紙 を表示しないようにする機能を追加しました。 3) 修正 ・多数の X クライアントを起動したとき、異常終了する問題を修正しま した。 ・内蔵ウィンドウマネージャを使用しているときに、クライアントに、ス テイタスが変更されたことを通知するイベントを返さない場合がある問 題を修正しました。 ・SunOS/Solaris 用代替フォントについて、xterm のフォントが正しく表 示されない不具合を修正しました。 ・HP-UX 用代替フォントの設定項目のうち、実際には使用できない項目を 削除しました。 ・コントロールパネルの各項目の表示位置が、Windows のタスクバーの表 示位置に干渉される問題に対処しました。 ・Xlaunch のキーボードショートカットのニーモニックが一部重複してい た問題を修正しました。 3.21 -> 4.00 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能 ・GLX エクステンションに対応 ・IPv6 対応 2) 機能強化・仕様変更 ・セキュアシェル通信の際に、通信データを圧縮することが出来るように なりました。 ・X11R6.6 に準拠しました。 ・オンラインヘルプを追加しました。オンラインヘルプはコントロールパ ネルから呼び出すこともできます。 ・コントロールパネルの GUI をタブ形式からツリー形式に変更して、各 パネルの構成を見直しました。 ・インストールプログラムを変更しました。 ASTEC-X 4.00 のインストールプログラムは、Windows Installer サー ビスに対応しました。 ・[バッキングストアを使用する] オプションの既定値を無効から有効に 変更しました。 ・[rexec] パネルで、パスワードを保存できるようになりました。 [rexec] パネルで保存したパスワードは、rexec プロトコルで接続する 場合のみ使用されます。 3) 修正 ・共通デスクトップ環境(CDE)に付属の「ファイル・マネージャ」を使って ファイル名を変更すると、2度目に名前の変更を行った際に「ファイル・ マネージャ」が操作不能になる不具合を修正しました。 ・XEmacs で Ediff を実行すると XEmacs が操作不能になる問題を修正し ました。 ・LBX で接続すると OpenWindows のファイルマネージャが起動できない 不具合を修正しました。 ・Emacs に XIM で日本語入力すると、確定した文字列が表示されるまで に時間がかかることがある問題に対応しました。 ・コントロールパネルのフォントパスの既定値が、設定アシスタントで 作成した設定ファイルと異なる順序となっていたものを統一しました。 3.20 -> 3.21 ---------------------------------------------------------------------- 1) 修正 ・ハッチングパターンによる多角形の塗りつぶし処理を行うと、画面の一 部または全域がハッチングパターンで覆われてしまう不具合を修正しま した。 ・特定のアプリケーションをセキュアシェルプロトコルを用いて表示する 際に、クライアントとサーバーがお互いに待ち状態になってしまい、 ASTEC-X の処理が止まってしまう不具合を修正しました。 3.11 -> 3.20 ---------------------------------------------------------------------- 1) 新機能 ・セキュアシェルによる暗号化通信/X11フォワード機能 2) 機能強化・仕様変更 ・マウスホイールの回転を、マウスイベントの4番、5番に割り当てる機能 を追加しました。 ・多角形の塗りつぶし処理を高速化しました。 ・UTF8_STRING を要求する X クライアントに対して Windows からペース トが可能になりました。 たとえば、XFree86 4.2.0 付属の xterm が UTF8_STRING に対応してい ます。 ・サイズ変更時のフルドラッグの抑止 3) 修正 全般 : ・Windows XP、Windows 2000 で、TrueType フォントの中黒 "・" が 正しい幅で表示されない問題を修正しました。 コントロールパネル : ・「カラー詳細」パネルの RGBMask の順序で "GBR" と "BRG" の順 序が逆になっている不具合を修正しました。 ・コントロールパネルに [参照] ボタンを追加しました。 ・ASTECSVC.INI というサイズ 0byte の無意味なファイルが作成され る不具合を修正しました。 ・ASTEC-X の設定ファイル (axp ファイル) が読み取り専用のとき、 コントロールパネルが異常終了する不具合を修正しました。 Xlaunch : ・Xlaunch で起動した直後の X クライアントがアクティブにならな い不具合を修正しました。 (ただし、シングルウィンドウモード、フルスクリーンモード、仮 想スクリーンモードの場合のみ。マルチウィンドウモードでは、 Windows の仕様により X クライアントの起動直後にアクティブに できません。) ・パネルのデザイン変更、ならびにセキュアシェルのオプションに対 応しました。 設定アシスタント : ・パネルのデザイン変更、ならびにセキュアシェルのオプションに対 応しました。 商標 ====================================================================== ASTEC は株式会社アールワークスのサービスマークです。 UNIX は The Open Group の登録商標です。 X Window System は The Open Group の商標です。 Windows は Microsoft Corporation の登録商標です。 その他の製品および社名は、一般に各社の登録商標または商標です。