エラー: Cannot establish any listening sockets...
エラーメッセージ: Cannot establish any listening sockets - Make sure an X server isn't already running
エラーの原因
このエラーメッセージが発生する原因は、2つあります。
- AXランチャーがすでに起動している状態で、2つ目のAXランチャーを起動しようとしている
- エラーになってしまう手順としては、 AXランチャーの起動後に、何かの問題のために接続に失敗してしまっているのに、 画面上では特に反応が無いため、もう一度AXランチャーの起動を試みて、 そのタイミングでこのエラーメッセージが出る、というケースが多いようです。
- Windows の複数ユーザー環境
- Windows のユーザーの簡易切り替え機能を利用して複数ユーザーが1台の Windows マシンにログインしている場合や、Windows Server などのターミナルサーバーサービスをお使いになる場合など、1台の Windows マシン上で複数の AXランチャーをご利用になる場合にも、AXランチャーの設定によってはこのエラーが表示される場合があります。 このような場合には、 AXランチャー のコントロールパネルを起動して [サーバー] を開き、[ディスプレイ番号] オプションを "自動" に設定してください。
AXランチャーを終了させる方法
以下の手順で、最初に起動しているAXランチャーを終了することができます。
- Windows のタスクバーまたは、タスクバー端のインジケータ領域に、 AXランチャーの小さなアイコンが表示されていないかどうか確認します。
- アイコンが表示されている場合、念のため、システムメニューから ログウィンドウを表示して内容を確認します。 最初の起動が失敗した理由がわかる場合があります。
- システムメニューから「閉じる」をクリックして、 起動済みのAXランチャーを終了します。
- Windows のタスクバーまたはインジケータ領域に AXランチャーのアイコンが表示されないにも関わらず このエラーメッセージが表示される場合には、 別のユーザーがAXランチャーを使用中の可能性があります。 Windows のタスクマネージャを開き、AXランチャーのプロセス(axlaunch.exe, vcxsrv.exe)が 実行中でないかどうかを確認してください。
複数のAXランチャーを同時に使いたい時には
Windows のマルチユーザー環境でお使いになる場合や、 同時に複数のUNIXホストに接続を行い、 それぞれ完全に独立したウィンドウで操作をしたい場合など、 複数のAXランチャーを同時にご利用になる場合には、 以下のいずれかの設定を行ってください。
- ディスプレイ番号を "自動" に設定する
-
AXランチャーコントロールパネルの [サーバー] パネルにある
[ディスプレイ番号] を "自動" に設定してください。
このようにすると、 AXランチャーが起動時に使われていないディスプレイ番号を自動的に割り当てるため、 ディスプレイ番号の重複を意識せずに使用することができます。
なおこの場合、 意図せずに複数のAXランチャーを起動してしまうことがあるため気をつけてください。
- 異なるディスプレイ番号を明示的に割り当てる
-
AXランチャーのコントロールパネルを起動し、
[サーバー] パネルにある "ディスプレイ番号" を "固定" にチェックしたまま、
既に使われているものと異なるディスプレイ番号を明示的に指定します。
ディスプレイ番号の値は X アプリケーション側で認識が可能ですので、 この方法を用いることでディスプレイ番号ごとに動作を切り替えるといった 副次的な利用効果もあります。