3ボタンマウスについて
ASTEC-X は 3ボタンマウスをサポートしています。
Windows にはもともと「マウスの中ボタン」の概念があり、その仕様も規定されていますが、 多くのWindowsアプリケーションでは中ボタンを取り扱わないため、 3ボタンマウス付属のドライバーには Windows の仕様とは異なる独自の仕様で、中ボタンを別の用途(左ダブルクリックになる等)に使えるように変更しているものがあります。
ASTEC-X は 「Windows の仕様にのっとった中ボタン」を認識し、X Window System の中ボタンとして取り扱いますが、上記のような Windows の仕様と異なる独自の設定が施された状態では、中ボタンとして使えなくなる場合があります。
また、キーボードやマウスの切り替え機を使っていると、中ボタンが使えない場合もあります。
3ボタンマウスの設定確認方法
以下の方法で、Windows が 3 ボタンマウスを認識しているか確認してください。
もし、3ボタンマウスとして認識されていなければ、適当なドライバをインストールしてください。
- 適当なウィンドウを表示する
ウィンドウが active 状態になり、タイトルが青く表示されます。 - 壁紙を左ボタンでクリックする
ウィンドウはアクティブでなくなり、タイトルは灰色になります。 - ウィンドウを中ボタンでクリックする
Windows が 3 ボタンマウスとして認識している場合は、 左ボタンでクリックしたときと同じように、 ウィンドウがアクティブになります。 ウィンドウが inactive のままの場合、中ボタンは使えません。
Microsoft IntelliMouse について
Microsoft IntelliMouse の wheel を中ボタンとして設定できます。
Windows のコントロールパネルのマウスの設定で wheel として割り当てておいて、
[マウスのプロパティ] → [オプション] → [オートスクロール] → [Office97 互換スクロールのみ有効]
をチェックすると、Office97 ではホイールが動作し、 ASTEC-X ではホイールを押したり離したりすることで中ボタンとして使えます。