コマンドラインオプション
ASTEC-Xでは、起動時にコマンドラインでオプションを指定できます。コマンドラインで指定したオプションは、ASTEC-Xのコントロールパネルでレジストリに保存したオプションの設定に優先します。
コマンドラインオプションの使い方
コマンドラインオプションは次の場合に使えます。
- ショートカットの登録内容として
- コマンドプロンプトからASTEC-Xを起動するとき
- バッチファイルからASTEC-Xを起動するとき
ショートカットに登録する
ショートカットの登録内容にコマンドラインオプションを指定する方法は次のとおりです。ショートカットの作成方法については、OSのマニュアルを参照してください。
- ショートカットを右ボタンでクリックします。
- メニューの[プロパティ]をクリックします。
- ダイアログボックスの[ショートカット]タブをクリックします。
- [リンク先:]に登録されたプログラムの名前に続けて、コマンドラインオプションを入力します。
- [OK]ボタンをクリックして、入力内容をセーブします。
コマンドプロンプトで指定する
コマンドプロンプトからASTEC-Xを起動するとき、コマンドラインオプションを指定できます。バッチファイルの中でも同様です。
例えば、ディスプレイ番号2でXDMCPをブロードキャストモードにしてサーバーを起動するには、
コマンドラインオプション一覧
Xサーバー全般
-window モード
ウィンドウモードを指定します。モードには以下の文字列を指定します。
指定する文字列 | 対応するウィンドウモード |
---|---|
single | シングルウィンドウモード |
multi | マルチウィンドウモード |
full | フルスクリーンモード |
virtual | 仮想スクリーンモード |
:ディスプレイ番号
ディスプレイ番号を指定します。
-geometry 幅x高さ+X座標+Y座標
ASTEC-Xのスクリーンとなるウィンドウの左上のX座標とY座標、ウィンドウの幅および高さを指定します。このオプションはマルチウィンドウモードおよびフルスクリーンモードでは無効です。
-terminate
最後のクライアントとの接続が終了したときに、サーバーを終了します。
-manual
XDMCP, rexec, セキュアシェルを使わずにASTEC-Xを起動します。
-fp フォントパス
フォントパスを指定します。フォントパスはディレクトリを順に「,」で区切って記述します。
-config 設定ファイル名
指定された設定ファイルに保存されたオプション設定を使います。
XDMCP接続に関するオプション
-query ホスト名
指定したホストにXDMCPのリクエストを送信します。
-indirect ホスト名
指定したホストにXDMCPのインダイレクトリクエストを送信します。
-broadcast
XDMCPのリクエストをブロードキャストします。
-class クラス名
XDMCPのクラス名を指定します。
rexec接続に関するオプション
-rexec
rexecプロトコルまたはセキュアシェルプロトコルのログインウィンドウを表示します。どちらのプロトコルのログインウィンドウが表示されるのかは、レジストリの設定が反映されます。
-rhost ホスト名
rexecプロトコルまたはセキュアシェルプロトコルのログインウィンドウで表示されるホストを指定します。
-ruser ユーザー名
rexecプロトコルまたはセキュアシェルプロトコルのログインウィンドウで表示されるユーザー名を指定します。
-rcommand "コマンド"
rexecプロトコルまたはセキュアシェルプロトコルで使用するコマンドを指定します。
セキュアシェル接続に関するオプション
-secsh ユーザー名
セキュアシェルプロトコルのログインウィンドウを表示します。
-shost ホスト名
セキュアシェルプロトコルのログインウィンドウで表示されるホストを指定します。
-suser ユーザー名
セキュアシェルプロトコルのログインウィンドウで表示されるユーザー名を指定します。
-scommand "コマンド"
セキュアシェルプロトコルで使用するコマンドを指定します。