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文字列のカットアンドペースト

ASTEC-XではXのアプリケーションとWindowsのアプリケーションの間で、日本語を含む文字列をカットアンドペーストすることができます。

カットアンドペーストの概要

XからWindowsへコピーする

ASTEC-XはXクライアントがカットした文字列の内容をPRIMARYセレクション経由で取得します。ASTEC-XはCUT_BUFFER0にデータが設定された場合、まずCUT_BUFFER0の内容をそのままWindowsのクリップボードにコピーします。そのあとPRIMARYセレクションからコンパウンドテキストでデータを取得し、エンコーディングを変更してWindowsのクリップボードに転送します。

XクライアントがCUT_BUFFER0にデータを設定しない場合は、データはWindowsのクリップボードにコピーされません。またコンパウンドテキストに対応していないXクライアントの場合は、日本語を含む文字列は正しくコピーされません。

WindowsからXへコピーする

ASTEC-XはWindowsのクリップボードの内容が更新されると、その内容を取得します。このとき取得したデータから日本語以外の文字列の内容をCUT_BUFFER0に設定し、PRIMARYセレクションのオーナーになります。

ユーザーがペーストの操作を行った結果、XクライアントがPRIMARYセレクションに対する要求を行った場合、クリップボードから取得したデータをXクライアントに送信します。このときXクライアントがコンパウンドテキストを要求した場合は、エンコーディングを自動的に変換します。

XクライアントがPRIMARYセレクションを使わない場合や、コンパウンドテキストに対応していない場合は、Windowsでカットした日本語を含む文字列は正しくコピーされません。

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