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日本語入力プロトコル

ASTEC-X では Windows の IME に準拠したかな漢字変換から、X のアプリケーションへ日本語を入力できます。 ASTEC-Xは次のXの日本語入力プロトコルに対応しています。

これらの日本語入力プロトコルに対応していない Xクライアント (Xアプリケーション)へは、Windowsのかな漢字変換からの日本語入力はできません。
お使いの X クライアントがどのプロトコルをサポートしているかは、 それぞれの X クライアントのマニュアルを参照してください。

なお、Windows のかな漢字変換からの日本語入力以外にも、 UNIX/Linux ホスト上のかな漢字変換を利用した日本語入力を行うこともできます。 その場合は、ASTEC-X のコントロールパネルの "日本語入力" にある日本語入力プロトコルの選択を解除してください。

各日本語入力プロトコルの概要

XIM プロトコル

XIMプロトコルは、X11R6で実装された日本語入力プロトコルです。 UNIXホストの種類によっては、XIMプロトコルでの通信用に専用のTCPソケットを使うことがあります。このようなUNIXホストのOSに付属するコマンドにXIMプロトコルで日本語を入力するためには、コントロールパネルの設定で、[ソケット方式で通信する]をオンにしてください。
大多数のUNIXホストでは、XIMプロトコルでの通信にXプロトコルを使用します。このとき[ソケット方式で通信する]をオンにすると、XIMプロトコルによる日本語入力ができなくなりますので、注意してください。

Ximp プロトコル

Ximpプロトコルはバージョン3.5または4.0に対応しています。
XimpをサポートするUNIXホストに付属のXクライアントや、Motifアプリケーションに日本語入力できます。

Ximpプロトコルのサポートには以下の制限があります。

kinput2 プロトコル

kinput2プロトコルはktermや一部のXクライアントで使われています。ASTEC-Xでktermに日本語入力を行う場合は次のようなリソースの設定が必要です。

KTerm*VT100*translations:#override <Key>Kanji:begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION)

kinput2プロトコルを使うとき、ASTEC-Xでは変換ウィンドウで使うフォント、文字の色、カーソルなどは指定できません。

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