Solaris の Java アプリケーションでの日本語表示
Solaris 付属の LANGUAGES CD の installer や、 Bonus CD Companion の installer などの Java アプリケーションを起動すると、日本語が表示できなかったり、 大量のフォントの警告が表示される場合があります。
原因
この症状は、これらの Java アプリケーションが Solaris 付属の Java に依存した作りになっている、 または、Solaris 付属の Java 環境のフォントの取り扱い方法が、 Sun のコンソールでの表示しか想定していない、という事情のために発生します。 この問題は以下のようなエラーが大量に表示されるのも特徴です。
Font specified in font.properties not found [-morisawa-gothic medium bbb-bold-r-normal-sans-*-%d-*-*-m-*-jisx0208.1983-0]
:
本来は解像度をあらわす数字が入るところに、"%d" という記号が入っています。
対処方法
ASTEC-X の代替フォント設定を行なうことで、この現象を回避することができます。
ASTEC-X のコントロールパネルを起動します。 [フォント] パネルを表示して、[フォントパス] に /built-in-ttf が含まれていることを確認してください。なければこれを追加します。
バージョン 4.10 以降の ASTEC-X をお使いの場合、 設定アシスタントで AXP ファイルを作成する際に、 ホストのタイプとして "Solaris/SunOS" を選びますと、 /built-in-ttf の設定が行われませんのでご注意下さい。
更に [代替フォント] ボタンを押して表示される代替フォント設定ダイアログで "Solaris/SunOS" が選ばれていることを確認してください。 選択されていない場合はこの項目をクリックして選択します。
[OK] を二回クリックしてコントロールパネルを終了し、 ASTEC-X を再起動してください。