rexec のコマンド "%d" が 127.0.0.1:0 に置き換わる
(McAfeeのセキュリティ製品がインストールされている場合)
2014年6月4日更新
2007年頃に数件事例があった古い情報です。
2014年の時点では同様の報告はありません。
McAfee Internet Security Suite など MaAfee 製品がインストールされていると、 rexec のコマンド文字列中の "%d" が常に、 127.0.0.1:0 に置き換えられてしまう場合があります。
%d が 127.0.0.1:0 に置き換えられた場合は、 以下のようなエラーメッセージがログウィンドウに表示されたり、 場合によっては目的の X アプリケーションが UNIX ホストのコンソールに表示されてしまうこともあります。
Starting ASTEC-X 6.0
rexec: Trying to connect host1 ...
rexec: Executing 'xterm -display 127.0.0.1:0.0' on host1 ...
Error: Can't open display: 127.0.0.1:0.0
rexec: Trying to connect host1 ...
rexec: Executing 'xterm -display 127.0.0.1:0.0' on host1 ...
Error: Can't open display: 127.0.0.1:0.0
原因
この現象は MaAfee 製品のインストールにより Windows の Winsock API の挙動が変えられてしまうために発生しているようです。
McAfee 製品がインストールされているだけでこのような挙動になり、
McAfee 製品の機能を disable にしても、この現象は変わりません。
対処方法
このような現象が発生した場合には、%d を使わずに、PC の IP アドレスを明示的に指定することで回避してください。
ASTEC-X は単純に WinSock の API を利用しているだけなので、
WinSock API が正しい値を返さない限りは、ASTEC-X の設定切り替え等では対応できません。