ASTEC-X で使用するポート番号
セキュリティ上の理由などから、
ルーター・ファイアウォール等のネットワーク機器において、
特定のポートに関する通信のみを許可している場合があります。
このようなネットワーク環境で ASTEC-X をご利用になるためには、
以下の表に示すポートについて通信の許可を与える必要があります。
使用する機能 | PC 側のポート | (*1) | セッション 開始方向 |
UNIX ホスト側の ポート |
|
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X プロトコル | X(6000〜6063) | TCP | ← | 自動選択 | |
接 続 方 法 |
XDMCP | 自動選択 | UDP | → | xdmcp(177) |
rexec | 自動選択 | TCP | → | rexec(512) | |
セキュアシェル | 自動選択 | TCP | → | ssh(22) | |
telnet | 自動選択 | TCP | → | telnet(23) | |
フォントサーバ | 自動選択 | TCP | → | font server(7100) | |
ロードバランス | 自動選択 | UDP | → | RPC(111) |
例えば XDMCP 接続を行う場合には、UNIX ホスト側の xdmcp(UDP 177番) ポート及び PC 側の X(TCP 6000番(〜6063番))を空ける必要があります。
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「X プロトコル」は、X クライアント(アプリケーション)と X サーバ(ASTEC-X)の間でのデータのやり取りに使用します。 通常このポートに対する許可は必須ですが、 接続方法として「セキュアシェル」のみを使用する場合は省略することができます。
実際に使用するポート番号は、 ASTEC-X で設定するディスプレイ番号に応じて以下のように割り当てられます。
- ディスプレイ番号が 0 番の時 → ポート番号は6000番
- ディスプレイ番号が 1 番の時 → ポート番号は6001番
- ディスプレイ番号が 2 番の時 → ポート番号は6002番
... - ディスプレイ番号が 63 番の時 → ポート番号は6063番
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「XDMCP」、「rexec」、「セキュアシェル」、「telnet」は、 それぞれ PC から X のアプリケーションをどのように起動するかを決める接続方法です。 使用する接続方法に応じたポートに対する許可を与える必要があります。
例えば、rexec 接続のみを利用していて、XDMCP, セキュアシェル, telnet による接続を使用しない場合には、 UDP/177, TCP/22, TCP/23 番のポートに対する許可は必要はありません。
- 「フォントサーバ」は、 UNIXホストで動作するフォントサーバからフォントの供給を受ける場合に必要です。 なお、一般的には 7100 番のポートが使用されますが、 7000 番のポートが使用される場合もあります。