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rstatサーバからの応答がありませんでした。

rstatサーバからの応答がありませんでした。

ログウィンドウの表示例

Starting ASTEC-X 5.0
rstat: query to /BROADCAST
rstat: query to host1
rstat: query to host2
rstat: query to host3
rstat: no host replies.

メッセージの意味

このエラーメッセージは、 ASTEC-X のロードバランス機能を利用した接続 ("負荷の低いホストへの接続" の機能を有効にしている状態の接続) を 試みているときに、 いずれのUNIXホストからも、 負荷の情報について応答が得られないということを表しています。

ASTEC-X のロードバランス機能を利用した接続での、 接続までのUNIXホストと PCの間のやりとりは以下のように行われます。

  1. ASTEC-Xから、それぞれのUNIXホストに対して、 rstatプロトコルで現在の負荷の状態について問い合わせます。
  2. UNIX ホスト側では "rstat サーバー" が負荷の状態の問い合わせに対応します。 rstat サーバーは問い合わせを受けると、直ちに、 負荷の状態の情報を問い合わせ元の PC に対して応答します。
  3. 個々の rstat サーバーからの応答を受け取った ASTEC-X は、 その中で一番負荷が軽いホストを判断してそのホストに接続します。

したがって、エラーにある原因は、

または、rstat サーバーは動作しているが、 のいずれかということになります。

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対処方法

rstatd についての確認

rstatd がインストールされているかを確認する

Linuxでは rstatd (rpc.rstatd) がインストールされていない場合があります。 ls コマンドなどで、 /usr/sbin/rpc.rstatd が存在するかをまず確認してみてください。もし、rpc.rstatd がない場合にはインストールしてください。

rstatd が含まれている rpmパッケージは Red Hat Linux 系では、rusers-server-*.rpm、 SuSE Linux ではrstatd-*.rpmです。

rstatd の動作について確認する

rstatd が動作しているか確認するには、 Red Hat Linux 系の、"サービスの設定パネル" を使ったり、 SuSE Linux の YaST の GUI で確認する方法もありますが、 簡単にコマンド実行をして確認することもできます。

rup コマンドがインストールされていたら、 rup localhostと実行して応答が得られるかどうかを確認するのが簡単です。 rstatd が動作していて、rup コマンドが正しく応答を返す場合は、例えば以下のように表示されます。

$ rup localhost
       localhost     up 7 days, 3:38,     load average: 0.18, 0.14, 0.12

Red Hat Linux の場合は、 /sbin/service rstatd status と実行することで動作しているかどうかを確認できます。

# /sbin/service rstatd status
rpc.rstatd (pid 2542) を実行中...

ネットワークの設定についての確認

rstatd が動作しているのにエラーメッセージが出る場合には、 PC と rstat サーバー間の通信が遮断されている可能性があります。 以下の点を確認してみてください。

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