Solaris 10 の Java Desktop System への文字入力
SPARC版の Solaris 10 に XDMCP 接続を行った場合、選択可能なセッションとして
- 共通デスクトップ環境 (CDE)
- Java Desktop System (GNOMEデスクトップ環境)
のいずれかを選択する事ができますが、Java Desktop System を選んだ場合、 ログイン後に一切のキー入力ができなくなる現象が発生します。
なお本現象は SPARC 版でのみ発生し、Intel 版 Solaris 10 では発生しません。
対処方法
Solaris 10 側の設定を、以下のように変更してください。
- Solaris 10 のホストにログインする。
- 以下のファイルを編集する。念のため %gconf.xml.BAK などの名前で
バックアップしておく。
/etc/gconf/gconf.xml.defaults/apps/gnome_settings_daemon/keybindings/%gconf.xml
- %gconf.xml を以下の内容で書き換えて、ファイルを保存する。
<?xml version="1.0"?> <gconf> <entry name="volume_up" mtime="1110896708" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> <entry name="volume_mute" mtime="1110896705" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> <entry name="volume_down" mtime="1110896702" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> <entry name="help" mtime="1110896698" type="string"> <stringvalue></stringvalue> </entry> </gconf>
- Solaris 10 のホストからログアウトし、ASTEC-X で再度ログインする。
本現象について、同様の事例及び対処方法が以下で報告されています。