Solaris10 ― 個別のアプリを表示する (ASTEC-Xの設定)
1. 設定アシスタントの起動
設定ファイルを作るために「設定アシスタント」を使用します。
設定アシスタントは、Windowsの[スタート] → [すべてのプログラム] (または[プログラム]) → [ASTEC-X] → [設定アシスタント] を選択すると起動します。
設定アシスタントが起動すると以下のパネルが開きますので[次へ]ボタンを押して設定を開始します。
2. ウインドウモードの指定
個々の X アプリケーションを Windows 上に表示する場合には、 「マルチウィンドウモード」が便利です。
3. 接続ホスト
"ホスト名:" に接続先のホストのホスト名または IP アドレスを記入し、 "タイプ:" では "Solaris/SunOS" を選択します。
4. 接続方法
- "rexec" にチェックをします。
- "ユーザー名:" には、Solaris のユーザー名を記述します。
- "コマンド:" には任意の X アプリケーション名を記述できますが、 初めて設定される場合には、動作確認がしやすいように デフォルトの /usr/X/bin/xterm のままにしておきます。
- "セキュアシェルを利用する" はチェックしません。
5. 詳細設定
[接続ホスト]パネルで選択したホストのタイプに応じて、詳細設定パネルの表示内容は一 部変化します。
"Solaris/SunOS" を選んだ場合は「256色エミュレーションを有効にする」のチェックボ
ックスと、"Solaris 代替フォントの指定" の選択ボタンが表示されます。
初めて設定される場合やわからない場合には、ひとまずデフォルトのまま次へ進んでくだ
さい。
6. 設定ファイルの保存先の指定
設定ファイルの保存先とファイル名が指定できます。 「接続先ホスト」パネルで指定した接続先ホスト名が標準のファイル名として使われます。
ここではデフォルトの、「デスクトップに保存」を選んで、
Windows デスクトップに保存することにします。
[完了] をクリックして次のステップに進みます。
7. 設定内容の確認
[完了] をクリックすると、設定した内容を確認する為の ダイアログボックスが表示されます。[OK] を押すと、AXP ファイルを作成します。 以下は Windows のデスクトップに作成した場合の例です。
8. ASTEC-X の起動
- 設定ファイルをダブルクリックするとASTEC-Xが起動し、 ASTEC-X のログインダイアログが表示されます。
- ログイン名、パスワードを記述して [OK] を押します。
-
xterm が表示されます。
この xterm のコマンドラインから他のアプリケーションをコマンド実行で起動することができます。
9. ASTEC-X の終了
Windowsのインジケータ領域にあるASTEC-Xの小さなアイコンを右クリックして表示されるメニューから "閉じる" を選びます。
Windows 7の場合は、通知領域 (インジケータ領域)の小さな "▲" のマークをクリックするとウィンドウがポップアップします。その中の ASTEC-Xの小さなアイコンを右クリックして表示されるメニューから "閉じる" を選びます。
10. 設定ファイルの設定内容の変更
もし、設定ファイルの設定内容を修正したい場合には、 設定ファイルのアイコンを右クリックして、 表示されるメニューから[編集]を選びます。
すると、設定ファイルの内容を読み込んで [ASTEC-Xコントロール]パネルが開きます。
必要な設定を行った後に[OK]を押すと、設定ファイルの設定内容が更新されます。