rexec 接続でログインできない
rexec 接続でログインする際、とくにダイアログなどで エラーが表示されずにログインに失敗する場合があります。
ASTEC-X 8.1 で同じホストに rexec 接続を試みることでエラーの原因があきらかになる場合があります。
ログインできない原因
主に以下の原因が考えられます。それぞれの項目を参考に対処を行ってください。
- PC が複数のネットワークアドレスを持つ場合 PC が複数のネットワークアドレスを持つケースとして以下のような場合があります。
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- 複数のネットワークカードを使用している場合
- VPN を使用している場合
- 仮想的なネットワークアドレスを割り当てている場合
- PC が複数のネットワークアドレスを持つ場合、 VcXsrv が常に適切な IP アドレスで rexec 接続を試みるとは限りません。
仮想環境を用いている場合やネットワークツールをインストールしている場合には、 仮想的な IP アドレスを使用しているケースがあります。
- PC が複数のネットワークアドレスを持つ場合、 VcXsrv が常に適切な IP アドレスで rexec 接続を試みるとは限りません。
rexec 接続のために適切な IP アドレスを VcXsrv が自動的に選択できない場合があります。
このような場合には、AXランチャーのコントロールパネルを起動して、[サーバー]の中の "PCのIPアドレス選択" にチェックを入れて OK ボタンを押してから AX ランチャーを再度起動してください。
AXランチャー起動時に使用する IP アドレスの候補が表示されます。
- rexec サービスが有効でない場合
- Linux をお使いの場合、 rexec サービスは標準状態ではインストールされていません。 Linux ホストとの接続 にある各ディストリビューションの "rexec プロトコルによる接続" を参考にして、 rexec サービスを有効にしてください。なお Linux 以外の各種 UNIX では、 通常 rexec サービスは標準状態で有効になっています。
- /etc/hosts.allow, /etc/hosts.deny の設定によって接続が拒否される場合
- UNIXホストの設定を変更し、 リモートからの rexec 接続を受け付けるようにする必要があります。 /etc/hosts.allow と /etc/hosts.deny の設定内容の確認 を参考にしてください。
- PCのホスト名の逆引きに失敗している場合
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UNIXホストで動作している rexec デーモンが、
接続元 PC のホスト名の逆引きを行なおうとして失敗すると
rexec 接続に失敗することがあります。
特に Linux や AIX をお使いの場合にこの現象が発生します。
UNIXホストの /etc/hosts や DNS に、 ASTEC-X が動作している PC のホストを登録してください。
- ファイアウォールによって rexec 接続が拒否される場合
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ネットワーク上にあるファイアウォール機器や、
UNIXホストで動作するソフトウェアファイアウォールなどの機能により、
rexec 接続が行なえない場合があります。
ファイアウォールにより接続できない を参考にして rexec プロトコルによる接続が行なえるようにしてください。