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フォント

ASTEC-Xではさまざまな種類のフォントが使えます。Xウィンドウシステムの標準的なフォントのほかに、WindowsのTrueTypeフォントが使えます。

日本語フォントは14, 16, 24ドットのフォントが付属しています。またWindowsに付属の「MS明朝」および「MSゴシック」フォントや、ユーザーがインストールしたTrueTypeフォントを使えます。これらのTrueTypeフォントは、任意のサイズを指定して使えます。

UNIXのアプリケーションは、OS特有のフォントを必要とする場合があります。フォントサーバーを使ったり代替フォントの設定を行ったりすることで、そのようなアプリケーションを動作させることができます。

フォントの種類

ASTEC-Xで使うことのできるフォントには、ビットマップフォントとスケーラブルフォントがあります。ビットマップフォントは16×16ドットのように、固定のサイズのビットマップデータを持つフォントです。スケーラブルフォントは、文字の輪郭などのデータで構成されるもので、任意のサイズを指定して使うことができるものです。

ASTEC-Xはビットマップフォントをスケーリングする機能も持っているので、フォントの種類に関係なく、すべてのフォントをスケーリングできます。

またASTEC-Xは、UNIXのcompressコマンドで圧縮したフォントファイルやGZIP形式(RFC1952)で圧縮されたフォントファイルを、直接読むことができます。

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ASTEC-Xで使うことができるフォント

ASTEC-Xで使うことができるビットマップフォントの形式はPCF形式です。ASTEC-Xには100dpi, 75dpi, miscのフォントディレクトリが付属します。付属のビットマップフォントはすべてPCF形式です。

PCFフォントは内部にフォントフォーマットに関する情報を持つため、他のUNIX/LinuxホストやX端末などで使っているPCFフォントをASTEC-Xでも使えます。

ただしASTEC-X付属のPCFフォントはASTEC-Xのサーバーにもっとも適切な形式であるため、UNIX/LinuxホストのPCFフォントより高速に読み込むことができます。

ASTEC-Xで使うことのできるスケーラブルフォントは、次の3種類です。

TrueTypeフォントはWindowsの標準的なスケーラブルフォントです。ASTEC-XではWindowsにインストールされたTrueTypeフォントを、Xのアプリケーションで使えます。SpeedoとType1フォントは、多くのXサーバーで使うことのできるスケーラブルフォントです。

UNIX/Linuxホストで動作しているフォントサーバーに接続して、フォントサーバーが持つフォントを使うこともできます。

またUNIX/Linuxホストが持つフォントを、NFSプロトコルを使って直接読み込むことも可能です。

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フォントディレクトリ

ASTEC-X付属のフォントディレクトリには、それぞれ複数のフォントファイルがあります。またフォント名とフォントファイル名の対応の一覧を持つfonts.dirファイルと、別名とXLFD名の対応の一覧を持つfonts.ali (fonts.aliasという名前も認識します) ファイルがあります。 ASTEC-X付属のフォントディレクトリとその内容は次のとおりです。

ディレクトリ 内容
misc 漢字フォントなど固定幅のフォントとカーソルフォント
75dpi 画面解像度75 dpiのディスプレイ用ビットマップフォント
100dpi 画面解像度100dpiのディスプレイ用ビットマップフォント
Speedo Speedoフォント
Type1 Type1フォント
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フォントパス

フォントパスはASTEC-Xが使うフォントディレクトリのリストです。フォントパスは、ASTEC-Xのコントロールパネルで設定できるほか、起動時のコマンドラインオプションで指定したり、ASTEC-Xの起動後にUNIX/Linuxホストに付属しているxsetコマンドで追加、変更、削除などをしたりすることができます。

フォントディレクトリは、Windowsのパス名で指定します。ドライブ名を含むパス名や、\\server\shareの形式の統一名前付け規約 (UNC) パス名も使えます。

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フォントサーバー

フォントサーバーを使う場合は、フォントパスに

tcp/ホスト名:ポート番号

または

tcp/ホスト名:ポート番号/カタログ

という形式で、フォントディレクトリを指定します。

「ホスト名」には、フォントサーバーが動作しているUNIX/Linuxホストの名前を指定します。「ポート番号」には接続に使うTCPのポート番号を10進数で指定します。「カタログ」にはカタログ名を指定します。次はserverという名前のホストの7100番ポートに接続する場合の例です。

tcp/server:7100

具体的にどのポート番号を指定するか、どのカタログが使えるかなどは、フォントサーバーの設定によって異なります。詳細はフォントサーバーのマニュアルを参照してください。

なお、IPv6でフォントサーバーと接続する場合には

tcp6/ホスト名:ポート番号

という形式で、フォントディレクトリを指定します。

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NFSプロトコルによるフォントの読み込み

UNIX/Linuxホストに付属するフォントをNFSプロトコルで読み込む場合は、フォントパスに

nfs/ホスト名:フォントディレクトリ名

という形式で、フォントディレクトリを指定します。

BDF, PCF, SpeedoおよびType1の各形式のフォントが使用できます。UNIX/Linuxホストによっては、これ以外のフォント形式が使われることがありますが、そのような形式のフォントはASTEC-Xでは使うことができません。

「ホスト名」には、使いたいフォントディレクトリを持つUNIX/Linuxホストの名前を指定します。「フォントディレクトリ名」には、UNIX/Linuxホスト上のフォントディレクトリを指定します。次は、serverという名前のホストのフォントディレクトリ/usr/lib/X11/fonts/miscを参照する場合の例です。

nfs/server:/usr/lib/X11/fonts/misc

NFSプロトコルでUNIX/Linuxホストのフォントを読み込むためには、

必要があります。

ASTEC-Xは、指定されたフォントディレクトリをマウントします。UNIX/Linuxホスト側の設定の詳細については、UNIXホストのマニュアルを参照してください。

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ビットマップフォントのスケーリング

ASTEC-Xはビットマップフォントのスケーリングをサポートしています。指定したサイズのフォントが見つからない場合、同じファミリーのサイズの異なるビットマップフォントをスケーリングして、指定したサイズのフォントを生成します。

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TrueTypeフォント

ASTEC-XではWindowsのTrueTypeフォントをXのスケーラブルフォントとして使えます。
フォントパスに

/built-in-ttf

を設定すると、WindowsにインストールされたTrueTypeフォントが使えるようになります。

TrueTypeフォントは次の例のようにXLFD形式のFOUNDRYフィールドがmicrosoftになります。

-microsoft-ms mincho-normal-r-normal--0-0-0-0-m-0-jisx0208.1983-0

XLFD形式はXでフォントを指定する場合に使う規則です。XLFDは次のようなフィールドに分けられます。

TrueTypeフォントはスケーラブルフォントなので、XLFDのフォントの大きさに関係するフィールドは0になります。実際にフォントを使う場合は、XLFDでフォントの大きさを指定します。
次の例は16ドットの「MS明朝」フォントを指定しています。

-microsoft-ms mincho-normal-r-normal--16-0-0-0-m-0-jisx0208.1983-0

文字集合はTrueTypeフォントの種類によって次のものが使えます。

フォントの種類 文字集合 説明
英語 iso8859-1 ISO 8859-1 Latin-1文字集合
unicode-0 iso8859-1の別名
日本語 iso8859-1 ISO 8859-1 Latin-1文字集合
unicode-0 iso8859-1の別名
jisx0201.1976-0 JIS X 0201ローマ文字 片仮名
jisx0208.1983-1 JIS X 0208漢字
jisx0208.1983-1 JIS X 0208漢字
jisx0212.1990-0 JIS X 0212補助漢字
記号 microsoft-fontspecific

使えるTrueTypeフォントの一覧は、次のようにしてUNIXホストのxlsfontsコマンドで知ることができます。

xlsfonts -fn '-microsoft-*'

XLFD形式の詳細については、Xウィンドウシステムのマニュアルなどを参照してください。

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代替フォント

多くのUNIXホストがそのUNIX OS特有のフォントを持っており、UNIXのアプリケーションには、そのようなフォントが存在しないと正常に動作しないものがあります。

ASTEC-Xに付属するフォントで各UNIX OS特有のフォントを代替する場合は、コントロールパネルの「フォント」パネルで[代替フォント]の設定を行います。詳細については、オンラインヘルプの「フォント」を参照してください。

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ファイルの拡張子

ASTEC-Xのフォント関係の機能で使うファイル名および拡張子と、その意味は次のとおりです。

ファイル名および拡張子意味
fonts.dirフォントのXLFD名とファイル名の一覧
.pcfPCFフォントunicode-0
.pcf.Zcompressで圧縮したPCFフォント
.pcf.gzgzipで圧縮したPCFフォント
.spdSpeedoフォント
.pfa, .pfbType1フォント
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UNIXホスト付属のフォントを使う場合の注意事項

UNIXホストに付属しているフォントには、Xの標準フォントで自由に再配布が認められているもののほかに、使用条件が制限されているものが含まれていることがあります。フォントの使用条件が明らかでない場合は、ASTEC-Xで使う前に、OSの使用許諾契約書などを確認したり、各メーカーに問い合わせをしたりして、権利者が所有する権利を侵害しないように注意してください。

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