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mlterm 用のフォントの設定 (SuSE Linux)

SuSE Linux 付属の mlterm 起動すると以下のエラーメッセージが表示されて、 mlterm が起動できない場合があります。

font -gnu-unifont-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-iso10646-1 couln't be loaded.
No fonts found for charset "iso10646-1". Please install fonts.
Unable to start - open_screen_intern() failed.

mlterm が起動できない理由は、エラーメッセージにもあるとおり、 必要なフォントが用意されていないためです。

必要なフォントは SuSE Linux のホスト上にあるので、 そのフォントをフォントサーバーで供給したり、 NFS プロトコルで参照するなどして mlterm を使用することができますが、 ここでは、必要なフォントを PC にコピーして mlterm を起動する方法についてご紹介します。

設定方法

  1. あらかじめ Windows 上にフォントを置くためのフォルダを用意しておきます。
    ASTEC-X がインストールされているフォルダの中に、 "unifont" という名称でフォルダを作ります。
  2. SuSE Linux のホストから PC へ、必要なファイルをコピーします。
    /usr/X11R6/lib/X11/fonts/uni/ にある以下の3つのファイルを "unifont" フォルダにコピーします。
    unifont.pcf.gz
    newunifont.pcf.gz
    fonts.dir
    これらのうち、mlterm の実行に必要なフォントのファイルは、 unifont.pcf.gz です。 newunifont.pcf.gz は、 現時点では mlterm の実行には不要で、 また、fonts.dir はコピーしなくても、 ASTEC-X 付属の mkfntdir.exe コマンドで、 新規に生成することもできるのですが、 ここでは3つのファイルをコピーしておいてください。

    ファイル転送やコピーについては方法は問いません。 FTP で行っても、samba サーバーが起動していえば samba 経由で行っていただいても結構です。

  3. ASTEC-X で、SuSE Linux に接続してください。
  4. コマンド実行をしてフォントパスの追加を行います。
    konsole などの、ターミナルを開いて、
    xset +fp "C:\Program Files\ASTECX\unifont"
    と実行してください。
  5. フォントパスの追加が正しく行われたかを確認しておきます。
    コマンドラインから、xset -q と実行して、"Font Path" の項に、"C:\Program Files\ASTECX\unifont" が含まれていることを確認してください。
       :
    Font Path:
       C:\Program Files\ASTECX\unifont,〜
  6. mlterm を起動してください。
  7. 4番で行ったフォントパス追加の設定は、ASTEC-X を終了すると解除されますので、ASTEC-X のコントロールパネルで フォントパスの設定を追加します。
    ASTEC-X のコントロールパネルを起動し [フォント] パネルのフォントパスに 以下のエントリを追加します。
    C:\Program Files\ASTECX\unifont
    または、既存のフォントパス設定が絶対パスで表記されていない場合は、
    unifont
    とだけ設定していただいても結構です。
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