AIX
日本語表示
代替フォントを使用するか、フォントサーバを使う必要があります。- 代替フォントを使用する
ASTEC-Xのコントロールパネルの「フォント」パネルで [代替フォント...] ボタンをクリックすると、代替フォント設定のウインドウが開きます。
"AIX" を選択して[OK]をクリックし、ASTEC-X を再起動してください。 - フォントサーバーの設定
フォントサーバーは /usr/bin/X11/fsを使うことができます。- root権限があれば直接 /usr/bin/X11/fs を実行できます。
- root権限が無い場合
- /usr/lib/X11/fs/config を適当なディレクトリにコピー
- configファイル内の 'error-file'を変更
- /usr/bin/X11/fs を実行
つぎにASTEC-X側でこのフォントサーバーを参照するようにします。
それには、ASTEC-X コントロールパネルの [フォント] パネルのフォントパスに、tcp/ホスト名:7500というエントリを追加します。
日本語入力
XDMCP接続の場合
XDMCPで接続するときには、Windows の IME を使用せずに
AIX ホスト側のかな漢字変換機構を利用することをお勧めします。
また、AIX ホスト側のかな漢字変換機構を利用する場合にも、
「かな」状態から、「英数」状態に切り替わらないなどの現象が発生する場合には、
"AIX のコンソールとキーボードの配列を同じにする"
のページをご参考にしていただいて、キーマップの設定を切り替えてください。
なお、設定アシスタントで作成した AIX用の設定ファイル (axpファイル) では、 デフォルトで、AIX ホスト側のかな漢字変換機構を利用し、かつ、 適切なキーマップファイルが設定されています。
rexec接続の場合
WindowsのIMEから日本語入力する場合は、 環境変数 XMODIFIERS に '@im=ASTEC_IMS' を設定します。
csh 系のシェルをお使いの場合は、
setenv XMODIFIERS '@im=ASTEC_IMS'
Bourne shell 系のシェルをお使いの場合は、
XMODIFIERS='@im=ASTEC_IMS'
export XMODIFIERS='@im=ASTEC_IMS'
と設定してください。
export XMODIFIERS='@im=ASTEC_IMS'
なお、設定アシスタントで作った AIX 用の設定ファイルでは、 デフォルトでは Windows の IME からの入力機能は OFF になっています。 以下のようにして、設定を切り替えてください。
- ASTEC-X の設定ファイルのアイコンを右クリックして "編集" を選んで、 コントロールパネルを開きます。
- ツリーから、"日本語入力" を選んで、【日本語入力プロトコルの選択】のパネルの "kinput2プロトコル"、"Ximpプロトコル"、"XIMプロトコル" の3つにチェックをします。
- コントロールパネルを [OK] で保存終了したあと、 ASTEC-X を立ち上げなおします。
やや古い情報 (AIX4 以前)
- IMEを用いた日本語入力
- AIX附属のツールには、基本的に IME を用いた日本語入力はできません。
- AIX 4.1 に「AIX日本語環境拡張キット」がインストールされている場合、次の環境変数を設定することで、IMEを使った日本語入力が出来ます
- 環境変数
- XNLSPATH /usr/lpp/jkit/lib/X11/nls:/usr/lpp/X11/lib/X11/nls
- XLIBI18N_PATH /usr/lpp/jkit/lib/X11/nls
- LANG ja_JP
- XMODIFIERS '@im=ASTEC_IMS'
- 動作確認
- ASTEC_IMSを使用できたクライアント
aixterm, dtterm, dtmosaic(IBM WebExplorer) - ASTEC_IMSを使用できなかったクライアント
dtpad, dtmail
- ASTEC_IMSを使用できたクライアント
- 環境変数
- カット&ペースト
- aixterm や dtpad から、Windowsへの自動的なコピーはできません。
しかし、Xからコピーを選択することで、コピーを行うことはできます。 - Windowsから aixterm, dtpadへの自動的なコピーが可能です。
- aixterm や dtpad から、Windowsへの自動的なコピーはできません。