Red Hat Enterprise Linux 5 / Fedora Core 6 のフォントサーバーの設定
Red Hat Enterprise Linux 5 や
Fedora Core 6 の GNOME 環境に付属している多くのツールは、
ASTEC-X のデフォルトのフォント設定のままお使いいただけますが、
xterm など、一部のアプリケーションで、
フォントが無いために起動できなかったり、文字化けを起こす場合があります。
その場合は、Linux サーバー上で起動しているフォントサーバーを、
ASTEC-X から参照できるように設定してください。
Linux ホスト側の設定
- Linux ホストにログインして root になります。
-
フォントサーバの設定を編集する前に、念のため、
デフォルトのフォントサーバの設定ファイル
/etc/X11/fs/config
のバックアップをとっておきます。
# cd /etc/X11/fs
# cp config config.ORG
-
/etc/X11/fs/config
の末尾部分の、no-listen = tcp
の部分を以下のように "#" でコメントアウトします。
# For security, don't listen to TCP ports by default.
#no-listen = tcp -
フォントサーバーを再起動します。
以下のようにコマンド実行してください。
# /etc/init.d/xfs restart
xfs を再起動中:
xfs を停止中: [ OK ]
xfs を起動中: [ OK ]
# - もし、Linux サーバー上でファイアウォールが動作している場合は、
7100 番のポートをあけておきます。
メニューから "システム" → "管理" → "セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定" を選んで、"セキュリティレベルの設定" のパネルを開きます。
パネル内の "その他のポート" をクリックすると、 開いているポートの一覧と、開くポートを追加/削除するボタンが表示されます。
[追加] ボタンを押すと、"ポートの追加" ダイアログが開きます。 "ポート" の欄に、"7100" または、"xfs" と記述してください。 "プロトコル" はデフォルトの "tcp" にします。
[OK] ボタンを押すと、"その他のポート" 欄に先ほど記述した内容が追加されます。
"セキュリティレベルの設定" パネルの [OK] を押すと確認ダイアログが開きますので、[はい] を押すと、ファイアウォールが設定されます。
ASTEC-X 側の設定
- Windows のスタートメニューまたは AXP ファイルから ASTEC-X コントロールパネルを起動します。
-
[フォント] パネルを開き、[フォントパス:] の先頭に
tcp/Linuxのホスト名:7100というエントリを追加します。
- [OK] ボタンを押して設定を保存し、 ASTEC-X コントロールパネルを終了してください。