Turbolinux 6 XDMCP接続時のフォント設定
ASTEC-X で Turbolinux 付属のツールを表示すると、 文字がにじんだように表示される場合があります。

これは、ASTEC-X に標準で付属していないフォントを Turbolinux 付属のツールが要求しているためです。 この現象は、Turbolinux のフォントサーバーから フォントの供給を受けるようにすることで回避することができます。
Linux ホスト側の設定
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以下の2つのファイルがインストールされているか確認します。
【確認するファイル】 フォントサーバー本体: /usr/X11R6/bin/xfs フォントサーバー設定ファイル: /etc/X11/fs/config xfs がインストールされていない場合は、 RPM ファイル ( XFree86-xfs-*) からインストールしてください。
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設定ファイル /etc/X11/fs/config の内容確認します。
以下は、標準でインストールされる /etc/X11/fs/config の内容です。----- ここから ------------------------------------------
# font server configuration file
# $XConsortium: config.cpp,v 1.7 91/08/22 11:39:59 rws Exp $
clone-self = on
use-syslog = off
catalogue = /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/Speedo/,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1/,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi/,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/100dpi/,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType
error-file = /usr/X11R6/lib/X11/fs/fs-errors
# in decipoints
default-point-size = 120
default-resolutions = 75,75,100,100
deferglyphs=all
----- ここまで ------------------------------------------
上記の設定のうち、error-file として指定している /usr/X11R6/lib/X11/fs/fs-errors や、 /usr/X11R6/lib/X11/fs というディレクトリは、 標準的な設定では存在しないかもしれません。 /usr/X11R6/lib/X11/fs というディレクトリを作るか、 適当なディレクトリを指定してください。
- フォントサーバー xfs を起動します。
以下の例は、フォントサーバーのポート番号を 7100 番に指定した例です。# /usr/bin/X11/xfs -config /etc/X11/fs/config -port 7100 &
ASTEC-X 側の設定
- Windows のスタートメニューまたは AXP ファイルから ASTEC-X コントロールパネルを起動します。
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[フォント] パネルを開き、[フォントパス:] の先頭に
tcp/Linuxのホスト名:7100というエントリを追加します。
- [OK] ボタンを押して設定を保存し、 ASTEC-X コントロールパネルを終了してください。
ASTEC-X の起動
- Windows のスタートメニューまたは AXP ファイルから ASTEC-X を起動してログインします。
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上記の設定が正しく行われていれば、
コンソールと同じく文字のにじみがないフォントでメニューなどが表示されます。