Vine Linux 4.0 のフォントサーバーの設定
Vine Linux 4.0 の GNOME 環境付属の多くのツールは、
ASTEC-X のデフォルトのフォント設定のままお使いいただけますが、
emacs など、一部のアプリケーションで、
フォントが無いために起動できなかったり、文字化けを起こす場合があります。
その場合は、Vine Linux 4.0 のホストでフォントサーバーを起動して、
ASTEC-X からフォントサーバーを参照するようにしてください。
Linux ホスト側の設定
- Linux ホストにログインして root になります。
-
フォントサーバの設定を編集する前に、念のため、
デフォルトのフォントサーバの設定ファイル
/etc/X11/fs/config
のバックアップをとっておきます。
# cd /etc/X11/fs
# cp config config.ORG
-
設定ファイル config の
"catalogue =" の内容を以下のように変更してください。
catalogue =/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc:unscaled,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1/,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi:unscaled,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc,
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi -
更に
/etc/X11/fs/config
の末尾部分の、no-listen = tcp
の部分を以下のように "#" でコメントアウトします。
# don't listen to TCP ports by default for security reasons
# no-listen = tcp - フォントサーバーが正しく起動できるか、確認します。
オプションをつけずに、
# /usr/X11R6/bin/xfsと実行してください。 もし、何かメッセージが表示される場合には設定に誤りがあります。設定を見直してください。
コマンド実行後にメッセージが表示されない場合は問題ありません。 Ctrl+C で終了してください。 -
フォントサーバーを、daemon で起動します。
以下のようにコマンド実行してください。
# /usr/X11R6/bin/xfs -daemon
ASTEC-X 側の設定
- Windows のスタートメニューまたは AXP ファイルから ASTEC-X コントロールパネルを起動します。
-
[フォント] パネルを開き、[フォントパス:] の先頭に
tcp/Linuxのホスト名:7100というエントリを追加します。
- [OK] ボタンを押して設定を保存し、 ASTEC-X コントロールパネルを終了してください。