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emacs のフォント表示

emacs のフォントが正しく表示されない、 または、ASTEC-X 側にフォントの用意が無い emacs が起動できないという場合には、 以下の設定をお試しください。

対処方法

フォントサーバーからフォントを供給する

UNIX/Linux サーバーで立ち上がっているフォントサーバーを ASTEC-X から参照することで、 ASTEC-X で不足しているフォントを補います。
フォントサーバーの起動方法等については以下のページをご参考にしてください。

長所
コンソールと同等のフォントを使うので、 コンソールと ASTEC-X の画面の見栄えがほぼ同じになる
短所
(最初の1回だけだが) 設定がやや面倒である

コマンドラインオプションで使用するフォントを指定する

コマンドラインオプション "-fn" でデフォルトのフォントを明示的に指定できます。 例えば、

emacs -fn a14 filename
とすると、"a14" のフォントをデフォルトのフォントとして emacs が起動します。
長所
設定が簡単
短所
日本語表示が崩れたり汚くなったりする場合がある

ウィンドウを新たに開かないモードで起動する

コマンドラインオプション "-nw" をつけて起動すると、 コマンド実行したターミナルのウィンドウがemacs のウィンドウになります

emacs -nw filename
長所
普段使っているターミナルと同じフォントで emacs が使えるので、 フォントに関する設定の煩わしさがそもそもない
短所
メニューやスクロールバーなどは表示されないので、 通常のウィンドウが開く場合とは使い勝手がかなり異なる

異なるフォントをリクエストするようにemacs の設定をかえる

emacs で使用するフォントの指定を、 ASTEC-X がデフォルトで持っているフォントに切り替えるということです。
X Window System のリソース設定の中で emacs で使用するフォントを指定している場合には、 例えば、以下のように切り替えます。 以下は、Vine Linux 4.0 付属の emacs の設定の例です。

X Window System のリソース設定は、 各ユーザーのホームディレクトリにある .Xresources というファイルで設定されています。 .Xresources は コンソールからログインした場合や、XDMCP で接続した場合に読み込まれます。

.Xresorces の中に、Emacs*〜 で始まる以下の行があります。 この4行で、emacs のデフォルトのフォントや emacsのメニューのフォントを 指定しています。

! デフォルトのフォント、メニューバー/メニューのフォント
! Emacs20 ではメニューバーのフォント設定は必要
Emacs*font: -alias-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*
Emacs*menubar*font: -alias-sans-bold-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*
Emacs*menu*fontSet: -alias-sans-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*
Emacs*menubar*fontSet: -alias-sans-bold-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*
これを以下のように書き換えると、ASTEC-X がデフォルトで持っている X の標準のフォントだけを使用して emacs が起動するようになります。
Emacs*font: -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*
Emacs*menubar*font: -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*
Emacs*menu*fontSet: -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*
Emacs*menubar*fontSet: -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*

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