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日本語表示について (メーカー独自フォントの取り扱い)

Sun, HP などのワークステーションにメーカーが添付しているアプリケーションでは、MIT からリリースされた X11 に付属のフォントだけではなく、各メーカー独自のフォントを利用するものが多いようです。これらのフォントは ASTEC-X に付属していないので、適切な設定をしなければ「アプリケーションで漢字が出ない」という状態になります。

メーカー独自の日本語フォントを利用しているワークステーション/OS/ウィンドウシステムとしては次のものがあります。

以下のいずれか方法でこれらのフォントを ASTEC-X が利用できるように設定してください。

代替フォントを使用する
ASTEC-X のコントロールパネルの「フォント」パネルで [代替フォント] の設定が行えます。 この方法を使う場合、文字幅が合わないなどの原因で、画面にごみが残る場合があります。
メーカー独自のフォントを X のフォントサーバーで供給する
ワークステーション側でフォントサーバーを稼動させる必要があります。 標準ではインストールされないワークステーションや、 OS に付属しないもの(例: SunOS)もありますので、 ワークステーションのマニュアルを参照してください。
メーカー独自のフォントを ASTEC-X から NFSプロトコルを使って参照する
ASTEC-X の持つ NFS プロトコルによるフォントアクセス機能を使って、 フォントのあるディレクトリをマウントします。 具体的な設定方法は、 ユーザーズガイド 第6章「フォント」の、 "NFSプロトコルによるフォントの読み込み" をご覧ください。
メーカー独自のフォントを PC 側にコピーする
UNIX ホスト側のフォントを、ASTEC-X が動作する PC にコピーし、 ASTEC-X でこれらのフォントを直接参照する方法です。

ただし一般的にフォントファイルをコピーして使用することは、 ライセンス上許可されておらず、問題となる場合があります。 実際にこのような使い方をされる場合には UNIX ホストのメーカーなどに お問い合わせください。

なお、ASTEC-X がサポートしているフォントの形式は、 X の標準的なフォント形式の PCF 形式と、 Windows にインストールされている TrueType フォントだけです。
これら以外のメーカー独自のフォント形式については ASTEC-X で参照することはできませんのでご注意ください。

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